Symptom care

症状別の対処法

発熱時の対処法

自宅で様子を見る際の4つのポイント

Point.01

水分補給

最も大切です。脱水を防ぐため、少量ずつ、頻繁に水分(経口補水液、麦茶、薄めたイオン飲料など)を与えてください。嘔吐がある場合は、30分ほど休ませてから再開しましょう。
Point.02

食事

無理に食べさせる必要はありません。消化が良く、本人が食べやすいもの(お粥、うどん、プリン、ゼリーなど)を与えてください。
Point.03

冷却・保温

寒がっている時(悪寒がある時)は温め、熱が上がりきって体が熱い時(手足も温かい時)は冷やしてあげましょう。冷やす場所は、首の付け根、脇の下、足の付け根(太ももの内側)など太い血管がある部分が効果的です。
Point.04

解熱剤の使用

機嫌が悪く眠れないときや、つらそうなときに使用します。38.5℃以上を目安とし、使用間隔や用法・用量を守ってください。(解熱剤は熱を下げるものであり、病気を治す薬ではありません。)

発熱時の注意点

  • 発熱時は水分が失われるので、充分な水分補給が必要です。 乳幼児には母乳やミルク、 乳幼児用のイオン飲料などをこまめに与えてください。
  • 発熱時はいつもより薄着にしてかまいません。 但し熱が上がる際に寒気を伴いガタガタ震 えている時は温かくし、 おさまってから薄着にしましょう。
  • 小児の発熱は朝に一旦下がることが多いですが、それで安心せず丸一日解熱したことを確 認するまでは検温を続け、お子さんの様子に注意しましょう。
  • 発熱していても、元気で機嫌がよく水分も摂れていれば、急いで解熱剤を使う必要はありません。 但し39°Cを超える場合は元気でも使用しましょう。
  • 急な発熱に備え解熱剤の予備をいつでも用意しておきましょう。
  • 解熱剤がない場合は、氷嚢や保冷剤、冷たいタオルなどで額や首、脇の下などを冷やしても良いでしょう。本人が嫌がる場合は無理しないで大丈夫です。
  • 発熱の経過が分かるように、 熱型表をつけて受診してください。

下痢・嘔吐時の対処法

嘔吐時の対処法

Step01

絶飲食

30分~1時間は何も飲ませず、食べさせず、胃を完全に休ませます。

Step02

水分を再開

嘔吐が落ち着いたら、経口補水液(OS-1など)や麦茶を「スプーンでひとさじ」、または「シリンジで少量」ずつ与えます。

Step03

量を増やす

少量での水分補給を1~2時間続けて吐かなければ、少しずつ量を増やしていきます。

下痢時の対処法

Point.01

水分補給

嘔吐時と同様に、経口補水液や薄いお茶などを頻繁に与え、脱水予防に努めます。
Point.02

食事の調整

消化が良く、胃腸に負担をかけないものから再開します。
[避けるもの] 脂肪分の多いもの、乳製品、繊維質の多いもの、冷たいもの、炭酸飲料など。
Point.03

お尻のケア

下痢便で皮膚が荒れやすいので、排便後はお湯で洗い流すか、優しく拭き取り、清潔に保ちましょう。

下痢・嘔吐時の注意点

  • 下痢便の回数と性状をよく観察してメモしておきましょう。
  • 毎日下痢便の写真を撮って、診察時に医師に見せてください。
  • 脱水を起こさないようにこまめに水分補給をしましょう。母乳やミルク、嘔吐・下痢用のイオン飲料、幼児はコンソメスープ、スポーツドリンクなどお水以外のものも色々飲みましょう。あめをなめられるお子さんはあめで糖分を摂るのも良いでしょう。
  • 食べられそうなら消化の良いおかゆやうどんなどを与えても良いでしょう。

腹痛・便秘時の対処法

腹痛時の危険なサイン

Point.01

痛みが激しい・持続する

痛みが強すぎて泣き止まない、痛みの場所が徐々に移動する、または痛みが間隔をおいて強まる(周期的な痛み)場合は、速やかに受診してください。
Point.02

嘔吐を伴う

腹痛と同時に何度も嘔吐を繰り返す、特に吐いたものに緑色の胆汁が混ざっている場合は緊急性が高いです。
Point.03

便に異常がある

血便が出る(イチゴジャムのような便、または鮮血)場合は、すぐに医療機関へご連絡ください。
Point.04

顔色・全身の状態

ぐったりしている、顔色が悪い、冷や汗をかいている、高熱を伴っている場合は受診が必要です。

上記の症状を伴わない腹痛や、排便のない状態が1日以上ある場合は、市販の浣腸や、乳児の場合は綿棒の刺激を行ってみても良いでしょう。
反応便がない場合は受診してください。

便秘時の対処法

水分摂取

十分な水分(水、麦茶など)をこまめに与えましょう。特に朝起きた直後の水分補給は効果的です。

食事の工夫

食物繊維を多く含む食品(野菜、果物、豆類、きのこ類など)を積極的に摂らせましょう。

マッサージ

おへその周りを、時計回りに「の」の字を描くように優しくマッサージしてあげましょう。

規則的な排便

毎朝食後など、決まった時間にトイレに座る習慣をつけましょう。

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